Time to Hunt
作者:
秋吉 健
今年は未知のウイルスが、私たちの「大切な時間」を奪いました。
それは福岡江古田会アート展を美術館で開催するはずだった時間です。
出展作品は当初はウイルスの終息が予想されていた夏季の夕暮れに自宅マンションのベランダと歩道橋から撮影した2枚です。
東京、大阪ではウイルスの感染者が急増すると、レインボーブリッジや太陽の塔が 赤くライトアップされるそうですが、福岡ではPM2.5の影響で外が霧のように白くモヤがかかります。今回、赤色フィルターを通して撮影したのは、私たちの「日常」がたった半年で「非日常」へと激変したこの緊急事態を表現したかったためです。
作者プロフィール:
日本大学 芸術学部 映画学科(2014年卒)